咬み合わせが乱れた原因を追求し、お口の中のトラブルの根本的な改善に取り組みます。咬み合わせは「歯並び」「歯の形態」「顎の位置」の3つのバランスが重要です。
歯科医師の数は全国で約11万。そのなかで補綴指導医の資格を有する者は約680名、つまり160人に1人しか存在しない貴重な存在です。
2022年9月現在
人工歯、さし歯、入れ歯などの補綴治療を得意とするスペシャリスト。その選考基準は厳しく、基礎医学や学会および論文での発表などのさまざまな条件を満たした者だけにしか与えられません。
補綴(ほてつ)とは歯を削った部分や歯が抜けてなくなった部分、歯質に大きな欠損がある場合、機能障害を回復するための治療です。具体的には、「被せ物」「入れ歯」「ブリッジ」、あるいは「インプラント」などのことを指します。
どの歯科クリニックでも補綴治療を行うことが出来ますが、その作製された被せ物や義歯のクオリティは同一ではないということです。
歯科医師であれば全ての治療を完璧にこなせるというイメージを持たれていた方にとっては、少し悩ましいことかもしれません。
そこで現在、補綴治療の良し悪しを測る基準として存在するのが、日本補綴歯科学会が行っている認定制度です。
日本補綴歯科学会の認定試験(学会在籍年数・論文発表・学会発表の条件をクリアすると受けられます)に合格すると「専門医」になれます。
「専門医」になってからも、論文発表や学会発表、学会出席など日々新しくなる補綴治療の技術や材料を研究して「専門医」の資格を10年以上持ち、試験に合格者すると「補綴指導医」となります。
そして「補綴指導医」は学会員や「専門医」の歯科医師を指導をする立場となります。
資格は永久ではなく5年毎に更新が必要なため、学会への出席や発表、論文の提出などを続けなくては資格が剥奪されてしまいます。
つまり「補綴指導医・専門医」とは、
「被せ物」、「入れ歯」、「ブリッジ」、「インプラント」
などに精通している歯科医師と言えるわけです。
「補綴指導医」は大学病院のいわゆる教授と呼ばれる方が持っている資格であり、
岐阜県の開業医ではわずか2人しかいません。(2023年8月現在)
公益社団法人 日本補綴歯科学会
http://www.hotetsu.com/
院長 久納玄揮
お口の中は、とても敏感です。例えば、補綴物(かぶせ物や詰め物)が、たった1ミクロ高いだけでも違和感が伴うものです。「むし歯の治療をしたら咬み合わせが悪くなった」「入れ歯が痛くて辛い」といったトラブルを防ぐには、患者さまの咬み合わせの状態を正確に診査・診断し、正しい基準を見極め、高度な技術で安定性の高いかぶせ物や詰め物に仕上げることが何よりも重要です。審美にしてもインプラントにしても、歯科医療の質を左右するのは、咬み合わせ治療があると私は考えています。だからこそ勤務医時代は多くの学会で症例を発表し、その分野における技術力を磨いてきました。お口の中のお悩みがございましたら、当院にお気軽にご相談ください。きっとお力になれると思います。
- 経歴
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- 愛知学院大学付属病院 研修医
- 静岡徳洲会病院 歯科口腔外科
- 敬天堂歯科医院(静岡市) 診療部長
- 所属学会
- 公益社団法人 日本補綴歯科学会 指導医・専門医
- 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 認定医
- 社団法人 日本口腔インプラント学会
- 日本磁気歯科学会
- 歯科医師会
- 日本歯科医師会
- 岐阜県歯科医師会
- 羽島歯科医師会・理事
- 笠松保育園校医・理事
- 各学会での講演活動
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